主要国の政策金利
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米イングランド銀行(BOE、中央銀行)は金融政策委員会(MPC)を開催し、11月2日に政策金利を5.25%で据え置くことを決定しました。据え置きは2会合連続。既に2008年以来の高水準であることに加えて、インフレが鈍化傾向にある中、14会合連続で利上げした効果が表れていると判断した模様。なお、9人の委員のうち、賛成は6人で、反対の3人は0.25%の引き上げを主張しております。
声明文では、政策金利について「十分に長い期間、十分に制限的な水準とすることが必要だ」と今後の維持を重視する表現が盛り込まれました。
また、イスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突が激化する中東情勢については、「エネルギー価格(の上昇)によってインフレの上振れリスクとなる」と指摘しております。
声明公表後の記者会見で、ベイリー総裁は「高金利が効いており、インフレは低下している」と述べております。また、市場で利上げサイクルが終了したとの見方が拡がっているものの、「インフレ率は依然高い」と指摘。2%の物価目標の達成に向けて、現状の景気抑制的な金利水準を「十分に長い期間維持するつもりだ」と述べ、利下げの検討は「時期尚早だ」と強調しました。
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