主要国の政策金利

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イングランド銀行(中央銀行)は金融政策委員会(MPC)を開催し、2月1日に政策金利を5.25%で据え置くと発表しました。据え置きは4会合連続。9人の委員のうち賛成は6人で、2人は0.25%の利上げ、1人は0.25%の利下げを主張。

声明文では、従来盛り込まれていた、今後の利上げ余地を示唆する文言が削除されました。現行の金利水準を維持する期間については「検討中」としております。また、大幅な金融引き締めを重視する表現もやや和らぎ、十分に長い期間保つ必要があるという政策金利の水準について、「十分に制限的な水準」から「制限的な水準」に変更されております。

声明公表後の記者会見でベイリー総裁は、「インフレ率は1年前の10%から4%へと大きく低下した」と金融引き締めの効果を強調。その上で、「インフレ率が目標の2%まで完全に下がり、そこにとどまるさらなる証拠を見るまでは、金利を引き下げることはできない」と述べ、市場の早期利下げ観測を牽制しております。

 

 

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