英国の政策金利
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英イングランド銀行(中央銀行)は金融政策委員会(MPC)を開催し、5月9日に政策金利を5.25%で据え置くと発表しました。据え置きは6会合連続。9人の委員のうち賛成はベイリー総裁を含む7人で、残る2人は0.25%の利下げを主張。なお、四半期ごとの金融政策報告で、2026年のインフレ見通しを1.5%と、前回2月時点の2.0%から引き下げております。
イングランド銀は声明で、インフレは予想通りに緩和しているものの、「依然として高い水準にある」と説明。「インフレ率を持続的に2%目標に戻すため、金融政策は十分な期間にわたり景気抑制的であり続けなければならない」と強調しました。
一方、ベイリー総裁はX(旧ツイッター)に投稿した動画で「利下げに踏み切るには、インフレが低水準にとどまるという証拠をもっと見る必要がある」と断りつつ、「私は物事が正しい方向に進んでいると楽観している」とも述べ、利下げは近いことを示唆しております。
◆メキシコ中銀、政策金利据え置き
メキシコ中央銀行は5月9日に金融政策決定会合を開催し、主要政策金利を11.00%で据え置くことを決定しました。前回3月の会合では政策金利を0.25%引き下げ、約3年ぶりの利下げを実施したものの、インフレ率が再度加速するなど、インフレ懸念が根強い中、現行の金利水準で様子見する姿勢を示しております。
同中銀が発表した声明は「インフレ圧力の解消には一層の時間がかかる」と指摘。「金融政策は引き続き慎重に運営する必要がある」と強調しております。
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