家計の金融資産残高(四半期別)
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日銀が6月27日に公表した2023年1-3月期資金循環統計によると、3月末の家計の金融資産は2043兆円で過去最高となりました。
家計の金融資産の内訳は現預金が54.2%、保険・年金・定型保証が26.2%、株式が11%、投資信託が4.4%。残高では現預金が前年比1.7%増の1107兆円となった一方、株式は同2.7%増の226兆円となっております。物価高で現預金の価値が目減りするなか、株高で「貯蓄から投資」の機運は継続している様です。
また、3月末時点の日銀による国債(国庫短期証券を除く)の保有割合は53.34%で、過去最大となっております。日銀が昨年12月に、許容する長期金利の上限を引き上げた後も国債売りが止まらず、金利上昇抑制のために大量の国債を買い入れた結果、割合が拡大しております。保有割合が5割を超えるのは3四半期連続。国債発行残高1080兆円のうち、日銀の保有は576兆円でした。
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