中国の主要経済指標
↓クリックすると拡大します↓
中国国家統計局は主要経済指標を発表。7月中国社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同月比2.7%増と、前月(2.0%増)から伸びが加速しました。ただ、統計局は「国内の有効需要は依然不足している」と説明。前年7月の小売売上高は2.5%増と伸び悩んでおり、今回はその反動で数字が押し上げられた側面が大きかった様です。消費の柱となる自動車は4.9%減。全体の1割を占める飲食店収入は3.0%増。
7月中国鉱工業生産は前年同月比5.3%増と、前月(5.1%増)から鈍化。幅広い投資動向を示す2024年1-7月期中国都市部固定資産投資は前年同期比3.6%増と、1-6月期(3.9%増)からやや鈍化。政府が景気の下支え役と位置づけるインフラ投資は前年同期比4.9%増(1-6月期は5.4%増)、製造業の投資は前年同期比9.3%増(1-6月期は9.5%増)。
不動産販売額は前年同期比10.2%減と、1-6月期(10.1%減)からややマイナス幅が拡大。販売不振の長期化で在庫が積み上がっており、不動産企業が新たな開発に慎重になっている様です。中国政府が5月に発表した地方政府による在庫住宅の買い取りなど、不動産関連の景気対策の効果は見えていない模様。7月中国都市部失業率は5.2%と、前月から0.2ポイント悪化。
中国の都市部失業率
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。