世界の金ETFの金保有残高(月別)
↓クリックすると拡大します↓
産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が2月10日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、1月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(195銘柄)の金保有残高は前月末比34.45トン増加の3253.29トンと、2ヶ月連続で増加。月末の残高としては、2023年9月(3281.02トン)以来1年4ヶ月ぶり高水準となっております。
世界の金ETFの金保有残高(月別、前月比)
↓クリックすると拡大します↓
地域別で見てみると、最も増加した地域は欧州で、同39.05トン増加。5ヶ月ぶりに増加に転じ、月末の残高としては昨年8月(1327.16トン)以来の高水準となっております。アジアは同0.26トン増と、2ヶ月連続で増加。小幅ながら、月末の残高としては過去最高を更新。また、その他地域は同1.00トン増と、3ヶ月ぶりに増加に転じております。一方、北米は同5.86トン減と、2ヶ月連続で減少しております。
銘柄別で見てみると、調査対象の195銘柄のうち、1月は92銘柄が前月末から増加し、64銘柄が減少。39銘柄は変わらずでした。最も増加したのは「iShares Physical Gold ETC(英国)」で前月末比11.65トン増加。一方で、最も減少したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で同7.73トン減少。
世界の金ETF 地域別金保有量(月別)
2024年12月末 |
2025年1月末 |
前月末比 |
|
北米 |
1650.48㌧ | 1644.62㌧ |
5.86㌧減 |
欧州 |
1287.61㌧ | 1326.66㌧ |
39.05㌧増 |
アジア |
216.40㌧ | 216.66㌧ |
0.26㌧増 |
その他地域 |
64.34㌧ | 65.34㌧ |
1.00㌧増 |
世界合計 |
3218.83㌧ | 3253.29㌧ |
34.45㌧増 |
※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。