世界の金ETFの金保有残高

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、1月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(178銘柄)の金保有残高は前月末比26.24トン減少の3446.22トンと、9ヶ月連続で減少となりました。また、月末の残高としては、前月に続き2020年4月(3357.27トン)以来の低水準となっております。

地域別で見てみると、最も減少した地域は欧州で同33.01トン減少となり、9ヶ月連続で減少。減少幅は、昨年9月(41.79トン)以来の大きさとなりました。アジアも同3.97トン減少。

一方、北米は同9.00トン増加となり、2ヶ月連続で増加。その他地域も同1.73トン増加となり、3ヶ月ぶりに増加に転じております。

国別で見ると、1月に最も増加した国は米国で前月末比8.5トン増加。一方で、最も減少したのは英国で同20.6トン減少。

銘柄別では、最も増加したのは「SPDR Gold MiniShares Trust(米国)」で同6.35トン増加。一方で、最も減少したのは「Invesco Physical Gold ETC(英国)」で同13.99トン減少しました。

世界の金ETF 地域別金保有量

2022年12月末 2023年1月末 前月末比
北米 1727.09トン 1736.09トン 9.00トン増
欧州 1565.88トン 1532.88トン 33.01トン減
アジア 118.72トン 114.75トン 3.97トン減
その他地域 60.77トン 62.50トン 1.73トン増
世界合計 3472.46トン 3446.22トン 26.24トン減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

 

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