欧州主要国の新車販売台数

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欧州自動車工業会(ACEA)が2月20日に発表した1月域内主要18ヶ国新車販売台数(乗用車)は、前年同月比11.5%増加の101万5381台でした。

車種別では、電気自動車(EV)は同29.3%増の12.09万台、プラグインハイブリッド車(PHV)は同24.4%増の8.04万台と好調を維持。また、ハイブリッド車(HV)は同21.4%増の29.74万台、ガソリン車は同2.8%増の36.32台となっております。一方で、ディーゼル車は同5.4%減の12.06万台と、減少が続いております。

◆独ベンツ、EV販売目標を5年後ろ倒し

独高級車大手メルセデス・ベンツは2月22日に、ハイブリッド車を含む電気自動車(EV)の販売台数について、2030年までに全体の最大50%を目指すと目標を下方修正。2025年までに主にEVで販売シェアの半数を達成するとしていた2021年の目標から5年後ろ倒ししております。

ケレニウス最高経営責任者(CEO)は昨年末にかけて、2030年までにEVのみの販売になる公算は欧州でも小さいと警告しておりました。燃料電池車は現在、販売の11%、ハイブリッド車を含めても19%にとどまっております。今後も内燃機関(エンジン)車を強化する方針を併せて表明。EVの購買意欲が予想より弱いことが改めて浮き彫りになっております。

 

◆米、新排ガス規制を緩和へ

NYタイムズによると、バイデン米政権は電気自動車(EV)の販売拡大を促す目的で導入を計画している排ガス規制案を緩和する様です。当初案では各メーカーが今後数年間でEV販売を急速に拡大する必要がありましたが、2031年以降に先送りされるとしております。

最終案は春までに公表される可能性がある模様。なお、米環境保護局(EPA)の報道官は2月18日に、2027年型以降を対象とした排ガス規制の最終案を現在政府の各機関が審査していると述べております。

 

車種別 欧州主要国の新車販売台数

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