四半期別 トルコGDP
↓クリックすると拡大します↓
トルコ統計局が5月31日に発表した2024年1-3月期トルコGDP(国内総生産)は前年同期比5.7%増となりました。家計消費が伸び、前期(4.0%増)から伸びが加速しております。ただ、政府はインフレ対策の引き締めを進めており、今後は成長率が鈍化するとの見方が多い模様。
GDPの7割以上を占める家計消費は7.3%増と、前期(9.3%増)から鈍化したものの、依然として高水準を維持。3月末の統一地方選後に通貨トルコリラが下落しインフレが加速するとみた個人の駆け込み消費が活発化した模様。
また、同局が6月3日に発表した5月トルコ消費者物価指数(CPI)は前年同月比75.45%上昇。前月(69.80%上昇)から加速し、2022年11月(84.39%上昇)以来1年半ぶりの高水準となりました。ただ、シムシェキ財務相は、「5月が最も高い水準で、インフレ対策の移行期間は完了した」と説明。6月からはインフレ率が持続的に下落し、第3四半期(7-9月)の終盤には年率50%を下回るとの見通しを示しております。これに先立ち、中央銀行のカラハン総裁も、5月がピークと繰り返し強調しております。
トルコのインフレ率
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。