もうはまだなり、まだはもうなり

世界の金ETFの金保有残高（月別）

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル（WGC）が11月7日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、10月末の世界の金ETF（上場投資信託）関連（194銘柄）の金保有残高は前月末比43.35トン増加の3243.52トンと、6ヶ月連続で増加。月末の残高としては、昨年10月（3244.51トン）以来の高水準となりました。

世界的な金融緩和の流れが強まっていることに加えて、FRBの利下げサイクルが継続するとの見方が強まる中、「金利を生まない資産」である金市場に投機資金の流入が続いている様です。年ベースでは前年末比17.93トン増加。このまま2020年以来4年ぶりのプラスとなるか注目されます。

世界の金ETFの金保有残高（月別）

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なお、世界の金ETF関連の運用資産残高は前月末比148.02億ドル増加の2856.96億ドルと、4ヶ月連続で増加。月末の残高としては、7月以降4ヶ月連続で最高残高を更新しております。

世界の金ETFの金保有残高（月別、前月比）

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地域別で見てみると、最も増加した地域は引き続き北米で、同30.53トン増加。4ヶ月連続で増加となっております。アジアは同23.41トン増と、20ヶ月連続で増加。月末ベースの残高としての過去最高を更新。その他地域は同0.55トン増と、5ヶ月連続で増加。一方、欧州は同11.14トン減と、2ヶ月連続で減少しております。

世界の金ETF　地域別金保有量（月別）

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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