中国の主要経済指標

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中国国家統計局は11月14日に主要経済指標を発表。10月中国社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同月比2.9%増と、伸び率は前月(3.0%増)をやや下回り、5ヶ月連続で鈍化しました。全体の1割を占める飲食店収入は3.8%増でした。ネット通販各社がセールを前倒しで実施したものの、家電などの売れ行きは鈍かった模様。景気の減速に伴う節約志向や中国当局による共産党幹部や公務員向けの倹約令の影響が出ていると見られております。

10月中国鉱工業生産は同4.9%増と、伸び率は前月(6.5%増)を下回りました。不動産不況による内需不足が響いた模様。

幅広い投資動向を示す2025年1-10月期中国都市部固定資産投資は前年同期比1.7%減と、1-9月期(同0.5%増)から鈍化。2ヶ月連続でマイナスとなっております。政府が景気の下支え役と位置づけるインフラ投資は同0.1%増(1-9月期は同1.1%増)、民間企業の投資は同4.5%減だった(1-9月期は同3.1%減)。製造業の投資は同2.7%増(1-9月期は同4.0%増)。不動産販売額は同14.7%減だった(1-9月期は同13.9%減)。

なお、10月中国都市部失業率は5.1%と、前月から0.1ポイント低下。2ヶ月連続で改善しております。

 

 

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