財務省が11月8日に発表した10月末の外貨準備高は1兆1945億ドルと、前月末比3.5%(434億ドル)減少。円買い・ドル売りの為替介入や米金利上昇が主因。減少幅は24年ぶりに円買い介入に踏み切った9月(4.2%減少)に次ぐ過去2番目の大きさとなっております。

10月末の外貨準備高のうち外国債券などの「証券」は9413億ドルと、前月末比439億ドル減少。大部分を占める米国債を換金し、円買いを行ったと見られております。なお、外貨預金は1370億ドルで、前月末比9億ドル増加しております。

なお、同日発表された2022年7-9月期為替介入実績によると、政府・日銀が急速な円安の進行に歯止めを掛けるために実施した円買い・ドル売りの為替介入額は2兆8382億円でした。同期間中に実施したのは約24年ぶりの円買い介入となった9月22日のみで、1日当たりの円買い介入額としては公表されている中で過去最大となります。

 

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