投資部門別売買動向(月別、累計)

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東京証券取引所が発表した11月投資部門別売買動向(現物株と先物合計)によると、海外投資家は1兆1479億円の買い越しと、2ヶ月連続で買い越しました。特に現物株は1兆2873億円の買い越しと、2020年11月(1兆5113億円)以来、2年ぶりの大きさとなっております。

円安に歯止めかかり、ドル建ての日本株に底打ち感が強まったことや、FRBが利上げペースを減速させるとの観測が拡がる中で投資家心理が上向き、引き続き買いが入った模様。ただ、1-11月期累計では3兆6693億円の売り越しとなっております。

個人は6902億円の売り越しと、2ヶ月連続で売り越し。1-11月期累計では7852億円の買い越しとなっており、年間ベースで、このまま2年連続で買い越しとなるか注目されます。

自社株買いが中心とみられる事業法人は5481億円の買い越しで、18ヶ月連続で買い越し。1-11月期累計では4兆6968億円の買い越し。

年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は4049億円の売り越しで、3ヶ月ぶりに売り越しに転じました。1-11月期累計では8929億円の買い越し。

なお、11月も日銀のETF(上場投資信託)買い入れを見送りました。見送りは5ヶ月連続。

 

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