世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が12月6日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、2023年11月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(184銘柄)の金保有残高は前月末比9.44トン減少の3235.91トンと、6ヶ月連続で減少。月末の残高としては、前月に続いて2020年3月(3177.57トン)以来の低水準となりました。

地域別で見てみると、最も増加した地域は北米で同10.39トン増加。6ヶ月ぶりに増加に転じております。アジアは同0.60トン増加となり、9ヶ月連続で増加。月末の残高としては2021年12月(140.02トン)以来の高水準。

一方、欧州は同20.14トン減少となり、8ヶ月連続で減少。月末の残高としては、前月に続いて2020年2月(1386.58トン)以来の低水準となっております。また、その他地域は同0.29トン減少。

銘柄別では、最も増加したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で同17.02トン増加。一方で、最も減少したのは「Xetra-Gold(ドイツ)」で同7.48トン減少。

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2023年10月末

2023年11月末

前月末比

北米

1620.87トン 1631.26トン

10.39トン増

欧州

1431.52トン 1411.38トン

20.14トン減

アジア

134.04トン 134.64トン

0.60トン増

その他地域

58.92トン 58.62トン

0.29トン減

世界合計

3245.35トン 3235.91トン

9.44トン減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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