もうはまだなり、まだはもうなり

スイスの金輸出量

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スイス連邦統計局によると、2月スイス金輸出量（速報値）は前年同月比28.4％増加の202.18トンと、4ヶ月連続でプラスとなりました。ただ、前月（225.43トン）は下回っております。2025年1-2月期累計では前年同期比17.3%増加の427.60トン。

2月のドル建て金価格の平均値は2864.21トン。史上初めて2900ドルを突破し、2956.19ドルまで上昇する場面も見られるなど高騰が続く中、軒並み金需要は減少。輸出量が高水準を維持したのは、前月に続いて米国への輸出が高水準だった特殊要因が大きかった様です。

国別では、中国への輸出は速報値の段階では無しでした。香港は同97.8％減の0.22トンと、5ヶ月連続でマイナスとなっております。インドは同96.4％減の1.32トン。2ヶ月連続でマイナスとなり、2020年6月（0.90トン）以来の低水準に留まっております。一方、トルコは同7.7%増の8.15トンと、増加に転じました。

他、タイは同76.9%減の1.30トンと、3ヶ月連続でマイナス、シンガポールは同88.0%減の0.71トンと、2ヶ月連続でマイナス。サウジアラビアは同78.7%減少の1.68トンと、2ヶ月連続でマイナスとなったものの、前月（1.61トン）はやや上回っております。日本への輸出は無かった模様（前年同月も無し）。

国別　スイスの金輸出量

※豊トラスティ証券作成

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