世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が3月7日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、2月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(185銘柄)の金保有残高は前月末比49.09トン減少の3125.63トンと、9ヶ月連続で減少。月末の残高としては、前月に続いて2020年2月(3024.61トン)以来の低水準となりました。

地域別で見てみると、増加した地域はアジアのみで同2.81トン増加。12ヶ月連続で増加となり、月末の残高としては過去最高となっております。

一方で、最も減少した地域は北米で同36.76トン減少。2ヶ月連続で減少となり、月末の残高としては2020年3月(1565.83トン)以来の低水準となりました。

欧州も同14.67トン減少。11ヶ月連続で減少となり、月末の残高としては、2020年1月(1349.88トン)以来の低水準となっております。その他地域は同0.46トン減少。2ヶ月連続で減少しております。

銘柄別では、最も増加したのは「Xtrackers IE Physical Gold ETC(ドイツ)」で前月末比1.18トン増加。一方で、最も減少したのは引き続き「SPDR Gold Share(米国)」で同28.21トン減少。

 

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2024年1月末

2024年2月末

前月末比

北米

1606.24トン 1569.48トン

36.76トン減

欧州

1367.99トン 1353.32トン

14.67トン減

アジア

141.29トン 144.09トン

2.81トン増

その他地域

59.20トン 58.74トン

0.46トン減

世界合計

3174.72トン 3125.63トン

49.09トン減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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