国別 金需要

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が11月1日に公表した「Gold Demand Trends」によると、2022年第3四半期(7-9月)の世界金需要(宝飾品と投資需要の合計)は前年同期(735.4トン)比18.9%増加の874.3トンでした。

2021年Q3と2022年Q3の世界金需要(宝飾品と投資需要の合計)を比較してみると、公表されている32ヶ国・地域内で、前年同期比で増加した国は28ヶ国、減少させた国は3ヶ国でした(1ヶ国が需要無し)。最も増加した国はトルコで、同39.3トン増加。一方で、最も減少させた国は韓国で、同2.1トン減少。

 

中国とインドの金需要

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国別でみてみると、中国は前年同期比5.8%増加の233.5トンと、2021年第4四半期(253.8トン)以来の高水準、インドは同14.1%増加の191.7トンと、2021年第4四半期(253.8トン)以来の高水準となりました。

また、中東は同31.4%増加の74.3トンと、2015年第2四半期(77.5トン)以来の高水準、トルコは同212.0%増加の57.8トンと、2013年第2四半期(64.7トン)以来の高水準となっております。

一方で、米国は前年同期比1.9%減少の55.2トン、2022年第3四半期(7-9月)の欧州(CISを除く)の金需要は同2.4%減少の82.6トンでした。なお、日本は同24.2%増加の7.3トンと、2021年第1四半期(8.2トン)以来の高水準となっております。

 

増減の大きかった上位5ヶ国(前年同期比)

増加させた国

減少させた国

 国 名

前年同期比 国 名

前年同期比

 トルコ

39.3トン 韓国 -2.1トン

インド

23.6トン 米国

-1.1トン

中国

12.7トン スリランカ

-0.3トン

ベトナム

8.7トン

ドイツ 8.3トン

※WGCのデータを基に豊トラスティ証券作成

 

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