中国の白金輸入量(年別)

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中国税関総署の統計によると、2022年中国白金輸入量は、前年比23.7%減少の86.24トンでした。3年ぶりに減少に転じたものの、前年(113.07トン)は統計が遡れる2009年以降で最高でした。過去14年間(2009年~2022年)の平均値(81.34トン)は上回っており、需要は堅調だったと言えそうです。

白金業界団体ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)によると、自動車触媒向けの白金需要の15%を中国が占めている(2021年)が、中国で新型コロナウイルスを徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策が事実上終わり、当局が不動産市場へのテコ入れ策など景気刺激策を相次いで発表する中、経済正常化に伴い需要が増加するとの期待が高まっております。

なお、昨年12月は前年同月比82.3%減の3.00トンとなり、昨年2月(2.67トン)以来の低水準にとどまりました。マイナスは5ヶ月連続。

 

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