中国GDP(年別)
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中国国家統計局が発表した2022年中国GDP(国内総生産)は3.0%で、政府目標の「5.5%前後」を大幅に下回りました。コロナ流行初期の2020年(2.2%)を除けば、マイナス成長だった1976年以来の低水準となります。
2022年中国社会消費品小売総額は前年比0.2%減と、2年ぶりにマイナスに転じました。新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策の影響で全国的に行動規制が強まり、外食などサービス業が打撃を受けた模様。
中国工業生産は同3.6%増と、前年(9.6%増)から大幅に減速。幅広い投資動向を示す2022年中国都市部固定資産投資は前年比5.1%増となり、前年(4.9%増)から小幅加速。政府が景気の下支え役と位置づけるインフラ投資は9.4%増(前年は0.4%増)となった一方、民間の固定資産投資の伸びは0.9%増(前年は7.0%増)に留まりました。
関連産業を含めてGDPの約3割を占めるとされる不動産市場の冷え込みも深刻で、2022年中国不動産販売面積は24.3%減と、前年(1.9%増)から大幅減となっております。
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