世界の金ETFの金保有残高(年別)
↓クリックすると拡大します↓
産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が1月9日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、2022年末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(178銘柄)の金保有残高は前年末比110.36トン減少の3472.53トンでした。減少幅は前年(195.99トン減少)から縮小したものの、2年連続で減少。世界の主要中央銀行が続々と政策金利を引き上げる「利上げドミノ」が拡がる中、「金利を生まない資産」である金を手放す動きが続いた様です。
地域別で見てみると、最も減少した地域は北米で同74.58トン減少、欧州は同14.72トン減少となり、共に2年連続で減少。アジアも同21.30トン減少し、3年ぶりに減少に転じております。一方、その他地域は同0.23トン増加しました。
銘柄別では、最も増加したのは「Xtrackers IE Physical Gold ETC(ドイツ)」で同19.77トン増加。一方で、最も減少したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で同58.00トン減少。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。