対中直接投資(年別、ドル建て)

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中国国家外貨管理局が2月18日に発表した国際収支統計によると、2023年の海外からの対中直接投資は前年比8割減の330億ドルと、30年ぶり低水準にとどまりました。中国経済の先行きに懸念に加えて、外資企業に対する締め付けが強化される中、投資を冷え込ませている様です。

◆中国の春節、国内旅行収入がコロナ禍を上回る

中国文化観光省が2月18日に発表した統計によると、春節(旧正月)連休中の国内旅行収入は前年比47.3%増の6327億元と、コロナ禍前の2019年の水準を上回りました。ただ、今年の連休期間は2月10日から17日までと、例年より1日長い8日間でした。

連休中の国内旅行者数(延べ人数)は前年比34.3%増の4億7400万人。2019年の春節休暇と比べ国内旅行支出は7.7%増加、旅行者は19%増加。旅行1件当たりの観光支出の内訳は明らかにされていないものの、同省のデータに基づいたロイター通信の試算によると、平均支出額は1355元と、2019年水準から9.5%減少した様です。

なお、米金融大手ゴールドマン・サックスのアナリストは2月18日付レポートで、春節休暇中の国内観光統計は今年の正月休暇や昨年10月の国慶節の連休に比べ改善したが、1人当たりの観光収入はなおもコロナ禍前を下回っていると指摘しております。

◆中国人民銀、主要金利を据え置き

中国人民銀行(中央銀行)は2月18日に、中期貸出制度(MLF)1年物の金利を2.50%で据え置くと発表。1年物MLFを通じて一部金融機関に5000億元を供給。今月は4990億元相当のMLF融資が期限を迎えるが、差し引き10億元を供給しております。

 

 

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