白金 標準(日別)

↓クリックすると拡大します↓

 

2023年の白金 標準(期先)は前年末比2.9%上昇。5年連続で上昇しております。2023年は4376円でスタート。1月12日に4558円を付ける場面も見られるも、高値警戒感が強まる中で一段高とはならず。軟調な地合いが続く中、2月17日に3930円まで下げ、年間安値を付けております。

ただ、突っ込み売り警戒感が拡がる中で反発。ラマポーザ大統領が2月に、深刻な電力不足に見舞われていると「国家非常事態」を宣言するなど、慢性的な電力不足により、世界白金生産の約7割を占める南アフリカからの供給懸念が強まる中、4月24日に4740円を付け、年間高値となりました。

8月30日に4534円、11月1日に4504円を付けるなど、急騰する場面も見られるも、戻り売り圧力が強い中、上昇が続かず。世界的に電気自動車(EV)化の動きが加速したことや、中国で景気減速懸念が強まる中、需要回復期待が後退し、上値が重くなる一方で、相関性の強い金から見た相対的な割安感や南アフリカからの供給懸念が根強く残る中、4100円辺りでは買い拾われる展開が続き、その後は、概ね4100円~4400円のレンジで推移。

ただ、白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」が11月に公表した需給レポートで、2024年の白金需給は11.0トンの供給不足と、2年連続で供給不足となると予測するなど、来年も供給懸念が続くとの見方から年末にかけて買い進められて、2023年は4508円で終了となりました。

 

白金 標準の騰落率(年別)

↓クリックすると拡大します↓

 

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。