金 標準(日別)
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2023年の金 標準(期先)は前年末比21.6%上昇。5年連続で上昇となっております。2023年は7745円でスタート。同日に付けた安値7641円が、結局年間安値となりました。円高が一服し、堅調に推移する中、米欧の金融システムを巡る信用不安が拡大し、安全資産として買い進められて4月5日に8500円を突破。ドル建て金価格が底堅く推移する一方、円安基調が強まる中、その後もじり高が続き、8月28日に史上初めて9000円を突破しております。
その後、9月22日から10月6日まで11営業日続落。10月6日に8661円まで下げる場面も見られたものの、中東の「地政学リスク」が意識される中、「安全資産」として買い進められて急反発。10月10日から10月20日まで9営業日続伸し、10月20日に9500円を突破。しばらく9500円を挟んだ揉み合いが続いていたものの、12月4日に10028円まで急伸。史上初めて1万台に乗せるも、円高基調が強まる中、高値を維持出来ず。
その後、調整地合いが強まり、12月14日に9216円まで下げる場面も見られるも、押し目を拾う動きは根強く、2023年は9422円で終了となりました。
2024年は、FRBによる利下げ期待が高まる一方で、日銀によるマイナス金利解除観測が拡がっており、円安修正の動きが続くと見られております。
そのため、やや上値の重い展開が想定されますが、日米金利差を考えると、極端な円高も考えづらく、押した場面では昨年同様に円の信認が毀損し始めたとの懸念や台湾や北朝鮮を巡る東アジアの「地政学リスク」が意識され、「安全資産」として買い拾われそうです。
金 標準の騰落率(年別)
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