欧州の新車販売台数(年別)
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欧州自動車工業会(ACEA)が1月18日に発表した2023年域内主要18ヶ国新車販売台数(乗用車)は、前年比13.7%増加の1284.57万台でした。新型コロナウイルス禍やウクライナ侵攻によるサプライチェーン(供給網)の混乱が収束に向かい、4年ぶりにプラスに転じております。
車種別では、電気自動車(EV)は同28.2%増の201.95万台、プラグインハイブリッド車(PHV)は同2.5%減の98.92万台となっております。一方で、ディーゼル車は同6.4%%減の153.36万台と6年連続で減少。ガソリン車は同10.8%増の458.77万台と、4年ぶりに増加に転じております。ハイブリッド車(HV)は同28.2%増の339.44万台でした。
欧州の新車販売の割合(2023年)
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なお、欧州連合(EU)のEU理事会と欧州議会は、大型車の二酸化炭素(CO2)排出量を2040年までに90%削減する規制案で暫定合意。欧州委員会が昨年設定した数値目標を踏襲しております。規制案は今後、欧州議会環境委員会などの承認が必要。
対象は7.5トンを超えるトラックやバスの新車が対象。これらの大型車はEUの道路輸送で排出される温室効果ガスの発生源の4分の1超を占めております。メーカーは対象車両のCO2排出量を2040年に2019年比で90%削減することを求められ、途中段階の2030年には45%、2035年は65%の削減を盛り込んでおります。
また、規制案には都市部のバスを2035年までに排出量ゼロとすることも盛り込まれており、中間目標として2030年までに排出量を90%減らすことを求める内容となっております。生産台数が少ないメーカーの車両や、農業用、軍用、医療用車両などは適用の対象外。
欧州の白金 用途別需要(年別)
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