四半期別 中国GDP
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中国国家統計局が発表した2023年1-3月期中国GDP(国内総生産)は、物価の変動を調整した実質で前年同期比4.5%増と、前期(2.9%増)から加速。2022年1-3月期(4.8%増)以来の大きさとなりました(市場予想は3.4%増)。新型コロナウイルスを封じ込める「ゼロコロナ」政策が終わり、外食や旅行などサービス消費が持ち直した様です。
主要経済指標も同時に発表されており、3月中国社会消費品小売総額は前年同月比10.6%増加。1-3月期では前年同期比5.8%増と、1-2月期(3.5%増)から伸びが加速しております(2022年通年の伸びは3.6%増)。
3月中国工業生産は前年同月比3.9%増加。1-3月期では前年同期比3.0%増と、1-2月期(2.4%増)からやや加速。2022年通年の伸び(3.6%増)は下回っております。
幅広い投資動向を示す2023年1-3月期中国都市部固定資産投資は前年同期比5.1%増と、1-2月期(5.5%増)からやや減速。ただ、2022年通年の伸び(5.1%増)と変わらず。
政府が景気の下支え役と位置づけるインフラ投資は8.8%増(1-2月期は9.0%増)、民間の固定資産投資の伸びは0.6%増(1-2月期は0.8%増)でした。また、不動産販売額は5.8%減と、1-2月期(5.7%減)とほぼ変わらずでした。
「ゼロコロナ」政策の終了を踏まえ、中国政府は3月に、今年の成長率目標を「5.0%前後」に設定。国際通貨基金(IMF)は今月公表した最新の経済見通しで、今年の中国成長率を5.2%と予測しております。
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