世界の金ETFの金保有残高(年別)
↓クリックすると拡大します↓
産産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が1月8日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、2024年末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(195銘柄)の金保有残高は前年末比6.79トン減少の3218.80トンと、4年連続で減少となりました。
地域別で見てみると、最も増加した地域はアジアで、同78.38トン増加。2年連続で増加となっております。また、北米は同8.03トン増加。4年ぶりに増加に転じております。その他地域は4.70トン増加。一方、欧州は同97.91トン減少。4年連続で減少となりました。
国別で見てみると、2024年に最も増加した国は中国で前年末比53.3トン増加。最も減少したのは英国で同48.1トン減少。
世界の金ETFの金保有残高(年別、前年末比)
↓クリックすると拡大します↓
地柄別で見てみると、調査対象の195銘柄のうち、2024年は80銘柄が前年末から増加し、79銘柄が減少。46銘柄は変わらずでした。最も増加したのは「Huaan Yifu Gold ETF(中国)」で前年末比17.46トン増加。一方で、最も減少したのは「Xetra-Gold(ドイツ)」で同32.25トン減少。なお、世界最大の金ETFである「SPDR Gold Shares」は同6.62トン減少しております。
世界の金ETF 地域別金保有量(年別)
2023年末 |
2024年末 |
前年末比 |
|
北米 |
1642.45トン | 1650.48トン |
8.03トン増 |
欧州 |
1385.52トン | 1287.61トン |
97.91トン減 |
アジア |
137.98トン | 216.36トン |
78.38トン増 |
その他地域 |
59.64トン | 64.34トン |
4.70トン増 |
世界合計 |
3225.59トン | 3218.80トン |
6.79トン減 |
※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。