世界の金ETFの金保有残高(四半期別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が10月8日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、2024年第3四半期(7-9月期)の世界の金ETF(上場投資信託)関連(191銘柄)の金保有残高は前期末94.65トン増加の3200.14トンでした。2022年第1四半期(1-3月期)以来、10四半期ぶりにプラスに転じております。

地域別で見てみると、全地域が増加。全地域が増加するのは2020年第3四半期以来となります。最も増加した地域は北米で、同59.08トン増加。5四半期ぶりに増加に転じました。欧州は同22.73トン増加。こちらは、10四半期ぶりに増加に転じております。また、アジアは同6.80トン増加。6四半期連続で増加。その他地域は同6.04トン増加と、3四半期ぶりに増加に転じました。

世界の金ETF関連を銘柄別で見てみると、調査対象の191銘柄のうち、103銘柄が前期末から増加し、51銘柄が減少。37銘柄は変わらず。銘柄別では、最も増加したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で前期末比42.89トン増加。一方で、最も減少したのは「Pictet CH Precious Metals Fund – Physical Gold(スイス)」で同13.60トン減少。

 

 

世界の金ETFの金保有残高(四半期別、前期比)

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世界の金ETF 地域別金保有量(四半期別)

2024年Q2末

2024年Q3末

前期末比

北米

1564.87トン 1623.95トン

59.08トン増

欧州

1302.70トン 1325.43トン

22.73トン増

アジア

179.32トン 186.14トン

6.80トン増

その他地域

58.58トン 64.62トン

6.04トン増

世界合計

3105.47トン 3200.14トン

94.65トン増

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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