主要国の政策金利
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2025年も多くの主要国・地域で金融緩和が続くと見られております。先進7ヶ国(G7)も日本を除き、利下げ局面が続きそうです。
ユーロ圏は景気停滞が続いており、欧州中銀(ECB)は2025年も利下げを継続すると見られております。英中銀は昨年12月の会合で、2会合ぶりに金利を据え置いたものの、ベイリー総裁は「段階的な利下げのアプローチが正しい」とした上で、「来年にいつ、どの程度の利下げをするかは約束できない」と強調。緩やかなペースで利下げを続けることを示唆しました。カナダ中銀も昨年12月の会合で、緩やかなペースで利下げを続けることを示唆。
「米1強」が続く中でも、FRBは利下げを継続するとみられておりますが、ペースは緩やかになると見られております。また、トランプ次期米政権の政策次第ではインフレ再燃懸念から、利下げ停止に追い込まれる可能性もありそうです。
一方、日銀はトランプ次期米大統領が掲げる経済政策の影響や2025年春闘の行方などを慎重に見極めながら、緩やかに利上げを進めると見られております。
G7各国の金融政策状況(2024年末時点)
米国 |
ユーロ圏 | 英国 | カナダ |
日本 |
|
直近の 利上げ判断 |
3会合連続で
利下げ |
3会合連続で 利下げ |
2会合ぶりに 据え置き |
5会合連続で 利下げ |
3会合連続で 据え置き |
政策金利 |
4.25%-4.50% | 3.15% | 4.75% | 3.25% |
0.2%程度 |
インフレ率 |
2.7% | 2.2% | 2.6% | 1.9% |
2.9% |
実質GDP |
3.1% | 1.7% | 0.0% | 1.0% |
1.2% |
※豊トラスティ証券作成
※インフレ率は総合、前年同月比、昨年11月時点
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