世界の金準備
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有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に5月2日に発表したレポートによると、3月の公的機関の金準備は前月比39.06トン増36233.86トンと、3ヶ月ぶりに増加に転じました。3月のドル建て金平均価格は2992.2ドルと、前月(2864.2ドル)から127.9ドル上昇。一時3127.9ドルまで上昇するなど、最高値を連日で更新する中でも、ドルへの信認が低下する中、多くの国が金準備を積み増しております。
公表されている金保有国ベスト100で前月から増加させた国は11ヶ国、減少させた国は7ヶ国。最も増加した国はポーランドで16.5トン増加、最も減少した国はウズベキスタンで11.2トン減少。
国別にみると、中国は5ヶ月連続で増加。既報通り中国人民銀行によると4月も2.18トン積み増し、6ヶ月連続で増加した模様。
ロシアは2ヶ月連続で前月から変わらずでした。インドは同0.6トン増加。トルコは同1.3トン増と、3ヶ月連続で増加。一方、ウズベキスタンは同11.2トン減と、2ヶ月連続で減少。一方、カザフスタンは同10.7トン増と、増加に転じております。
欧州では、ポーランドは同16.5トン増と、3ヶ月連続で増加。チェコは同1.7トン増と、25ヶ月連続で増加。セルビアは同0.6トン増と、6ヶ月連続で増加。一方、ドイツが同0.2トン減、キルギスが同1.9トン減となっております。
アジアでは、シンガポールが同4.9トン減と、3ヶ月ぶりに減少。フィリピンは同0.3トン減と、5か月ぶりに減少に転じました。また、モンゴルは同0.4トン減と、5ヶ月ぶりに減少に転じております。
中東では、UAEは同0.8トン増、イラクは同0.1トン増となり、共に3ヶ月ぶりに増加。エジプトは同0.3トン増と、3ヶ月連続で増加。カタールは4ヶ月ぶりに増減がありませんでした。アフリカでは、ガーナが同0.3トン増と、2ヶ月ぶりに増加。中米ではメキシコは同0.1トン減となっております。
中東諸国の金準備
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東南アジア諸国の金準備
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東欧諸国の金準備
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