世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が4月8日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、3月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(196銘柄)の金保有残高は前月末比91.95トン増加の3445.33トンと、4ヶ月連続で増加。月末の残高としては、2023年5月(3476.0トン)以来1年10ヶ月ぶり高水準となっております。

 

世界の金ETFの金保有残高(月別、前月比)

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地域別で見てみると、2ヶ月連続で全地域が増加。最も増加した地域は北米で、同67.44トン増加。2ヶ月連続で増加となり、月末の残高としては2022年8月(1836.96トン)以来の高水準となりました。

欧州は同13.72トン増と、3ヶ月連続で増加。昨年2月(1353.32トン)以来の高水準となっております。アジアは同9.45トン増と、4ヶ月連続で増加。月末の残高としては過去最高を更新しました。また、その他地域は同1.34トン増と、3ヶ月連続で増加となり、2010年2月(69.12トン)以来の高水準となっております。

銘柄別で見てみると、調査対象の196銘柄のうち、2025年3月は114銘柄が前月末から増加し、41銘柄が減少。41銘柄は変わらずでした。最も増加したのは引き続き「SPDR Gold Shares(米国)」で前月末比28.98トン増加。一方で、最も減少したのは「Xtrackers IE Physical Gold ETC(ドイツ)」で同2.31トン減少。

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2025年2月末

2025年3月末

前月末比

北米

1716.85㌧ 1784.30㌧

 67.44㌧増

欧州

1328.69㌧ 1342.40㌧

13.72㌧増

アジア

241.23㌧ 250.68㌧

9.45㌧増

その他地域

66.61㌧ 67.95㌧

1.34㌧増

世界合計

3353.38㌧ 3445.33㌧

91.95㌧増

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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