世界の金ETFの金保有残高(月別)
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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が4月10日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、3月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(189銘柄)の金保有残高は前月末比13.59トン減少の3112.41トンと、10ヶ月連続で減少。月末の残高としては、前月に続いて2020年2月(3024.61トン)以来の低水準となりました。
地域別で見てみると、増加した地域は北米で同4.81トン増加。世界最大の金ETFである「SPDR Gold Share(米国)」が増加に転じたことを受けて、3ヶ月ぶりに増加に転じております。
アジアも同3.14トン増加。13ヶ月連続で増加となり、月末の残高としては過去最高を更新。その他地域は同0.46トン増加。3ヶ月ぶりに増加に転じました。
一方で、減少した地域は欧州のみで、同22.00トン減少。12ヶ月連続で減少となり、月末の残高としては、2019年12月(1315.96トン)以来の低水準となっております。
銘柄別では、最も増加したのは「SPDR Gold Share(米国)」で前月末比7.23トン増加。一方で、最も減少したのは「Invesco Physical Gold GBP Hedged ETC(英国)」で同8.44トン減少。
世界の金ETF 地域別金保有量(月別)
2024年2月末 |
2024年3月末 |
前月末比 |
|
北米 |
1569.48トン | 1574.30トン |
4.81トン増 |
欧州 |
1353.32トン | 1331.32トン |
22.00トン減 |
アジア |
144.46トン | 147.59トン |
3.14トン増 |
その他地域 |
58.74トン | 59.20トン |
0.46トン増 |
世界合計 |
3125.99トン | 3112.41トン | 13.59トン減 |
※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成
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