世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が4月8日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、2026年3月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(221銘柄)の金保有残高は前月末比84.83トン減少の4087.79トンと、10ヶ月ぶりに減少に転じました。イラン情勢の緊迫化を受けた「有事のドル買い」の動きが続き、相対的にドル建て商品に割高感が生じたことに加えて、原油価格が高止まりする中、主要国で長期金利の上昇が続いており、金利の付かない商品である金からの投機資金の流出が続いた模様。

なお、世界の金ETF関連の運用資産残高は前月末比946.10億ドル減少の6065.00億ドルと、10ヶ月ぶりに減少に転じました。また、減少額は過去最大となっております。

 

世界の金ETFの金保有残高(月別、前月比)

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地域別で見てみると、増加した地域はアジアのみで、同9.89トン増加。7ヶ月連続で増加となり、月末の残高としては、過去最高残高を更新しております。

一方、最も減少した地域は北米で、同86.97トン減少。10ヶ月ぶりに減少に転じ、減少幅は2016年11月(87.91トン減少)以来の大きさとなっております。欧州は同7.35トン減と、2ヶ月連続で減少。また、その他地域は同0.41トン減と、4ヶ月ぶりに減少に転じております。

国別で見てみると、調査対象(22ヶ国、現在は19ヶ国・地域)のうち、2026年3月は5ヶ国が増加し、13ヶ国が減少。1ヶ国は変わらず。最も増加した国は中国で前月末比8.35トン増加。一方で、最も減少したのは米国で同85.18トン減少。

銘柄別で見てみると、調査対象の221銘柄のうち、2026年3月は78銘柄が前月末から増加し、96銘柄が減少、47銘柄は変わらず。最も増加したのは「Huaan Yifu Gold ETF(中国)」で前月末比3.35トン増加。一方で、最も減少したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で同54.13トン減少。

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2025年2月末

2026年3月末

前月末比

北米

2166.42㌧ 2079.45㌧

 86.97㌧減

欧州

1419.13㌧ 1411.78㌧

7.35㌧減

アジア

511.73㌧ 521.62㌧

9.89㌧増

その他地域

75.35㌧ 74.94㌧ 0.41㌧減

世界合計

4172.62㌧ 4087.79㌧

84.83㌧減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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