ECBの政策金利

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欧州中央銀行(ECB)は4月4日に、3月定例理事会議事要旨を公表。理事会メンバーは、急速に利上げしたこれまでの金融引き締め策は機能していることを確認。インフレ率は2%の物価目標達成に向けて低下し続けているとし、「この順調な進展は勇気づけられる」との見方を示したことが明らかとなりました。

メンバーは今回会合で利下げについて議論するのは時期尚早と判断。理事会は、インフレ率が持続可能な形で物価目標に戻ることを十分に確信出来る様に、「追加的な証拠を積み重ねることが重要だ」と分析。「依然として十分に景気抑制的な金融政策スタンスに依存している」としました。

一方、「今後発表されるデータや証拠を待つのが賢明ではあるが、利下げを検討するケースは強まっている」とも評価。ECBによる物価鈍化を巡る予測や金融政策の伝達動向などを踏まえ、「最初の利下げ時期がより明確に見えてきた」との認識を示しました。インフレ率の収束過程を巡っては、「でこぼこで脆弱」と表現。賃金や生産性の伸びなどが不透明だとしております。高止まりするサービス価格については、インフレ収束を大幅に抑制していると分析しております。

 

 

 

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