世界の金準備
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有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に6月4日に発表したレポートによると、4月の公的機関の金準備は前月比65.28トン増加の36004.18トンでした。4月のドル建て金平均価格は2349.0ドル。初めて2400ドルを突破する場面も見られるなど、高値で推移する中、引き続き常連国を中心に積み増しが続いていた様です。ただ、一部の国では購入量を減らす動きが出始めている模様。
公表されている金保有国ベスト100で前月から増加させた国は12ヶ国、減少させた国は6ヶ国。最も増加した国はトルコ(+7.9トン)、最も減少した国はフィリピン(-11.6トン)でした。
国別にみると、中国は同1.9トン増加。18ヶ月連続で増加となりました。ただ、既報通り中国人民銀行(中央銀行)が6月7日に発表した外貨準備高によると、5月は前月と変わらずとなっております。
トルコは同7.9トン増と、11ヶ月連続で増加。インドは同5.6トン増、カザフスタンは同5.9トン増と、共に4ヶ月連続で増加。ロシアも同3.2トン増と、2ヶ月連続で増加。一方、ウズベキスタンは同1.3トン減と3ヶ月連続で減少となりました。
欧州では、ポーランドは同3.5トン増と、2ヶ月連続で増加。チェコは同1.6トン増と、14ヶ月連続で増加。キルギスは同0.7トン増と、4ヶ月連続で増加。セルビアは3ヶ月ぶりに増減無しでした。また、フランスは同0.1トン増、ギリシャは同0.1トン増となっております。
中東では、イラクが同3.1トン増加。増加は昨年12月以来4ヶ月ぶり。一方で、ヨルダンは同1.3トン減と、3ヶ月連続で減少。カタール、UAEは増減がありませんでした。
東南アジアでは、シンガポールは同4.2トン増と、3ヶ月連続で増加。一方で、フィリピンは同11.6トン減少。ブルネイも同0.1トン減となっております。他、ボリビアが同0.8トン減少。
中東諸国の金準備
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東南アジア諸国の金準備
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東欧諸国の金準備
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