中国の主要経済指標

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中国国家統計局は主要経済指標を発表。4月中国社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同月比2.3%増と、前月(3.1%増)から伸びが鈍化。消費の柱となる自動車は5.6%減と落ち込みが目立っております。全体の1割を占める飲食店収入は4.4%増加。なお、同局の専門家は、足元の中国経済について「依然として多くの困難に直面している」との認識を示しております。

4月中国鉱工業生産は前年同月比6.7%増と、前月(4.5%増)から加速。幅広い投資動向を示す2024年1-4月期中国都市部固定資産投資は前年同期比4.2%増と、1-3月期(4.5%増)からやや鈍化。政府が景気の下支え役と位置づけるインフラ投資は前年同期比6.0%増(1-3月期は6.5%増)、製造業の投資は前年同期比9.7%増(1-3月期は9.9%増)となっております。

不動産販売額は前年同期比9.8%減と、1-3月期(9.5%減)からマイナス幅が拡大。販売不振の長期化で在庫が積み上がっており、不動産企業が新たな開発に慎重になっている様です。関連産業を含めてGDPの約3割を不動産が占めている。なお、4月中国都市部失業率は5.0%と、前月(5.0%)から低下しております。

◆中国、売れ残り住宅買い取り検討

中国政府は、不動産不況の対策として地方政府による売れ残り住宅の買い取り案を検討している模様。地方政府が住宅を買い上げて在庫を解消することで不動産開発を増やし、景気を底上げする狙い。米ブルームバーグ通信が5月15日に報じました。地方政府は物件を買い取った後、安価な住宅として販売できるような仕組みを検討している模様。

 

 

 

 

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