米消費者物価指数

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米労働省が発表した4月米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.4%上昇。伸び率は前月(3.5%上昇)を下回り、3ヶ月ぶりに鈍化。市場予想と一致しました。瞬間風速を示す前月比では0.3%上昇し、前月(0.4%上昇)から鈍化。

変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年同月比3.6%上昇と、伸び率は前月(3.8%上昇)から鈍化。2021年4月(3.0%上昇)以来、3年ぶり低水準となっております。こちらも市場予想と一致。前月比では0.3%上昇し、前月(0.4%上昇)から鈍化。

 

米小売売上高

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なお、米商務省が発表した4月米小売売上高(季節調整済み)は、前月から横ばいの7051億8000万ドルで、市場予想(0.4%増)を下回りました。前月分も0.7%増から0.6%増に下方修正されております。主要な小売り・外食企業の業績も鈍化が目立ち始めており、異例の好調を保っていた個人消費の減速傾向が強まっております。

また、米ミシガン大学が先週末に発表した消費者調査によると、5月米景況感指数(暫定値)は67.4と、前月(確報値、77.2)から大幅に低下。市場予想(76.0)も下回り、2023年11月(61.3)以来の低水準でした。現況指数は68.8(前月は79.0)、期待指数は66.5(前月は76.0)。

 

FesWatch(フェドウォッチ)

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CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(5月15日時点)によると、6月のFOMCでFRBが0.25%の利下げを行うとの見方は2.7%、7月は32.8%、9月は74.5%となっており、市場が想定するFRBの利下げ開始時期は引き続き9月がコンセンサスとなっております。

また、市場が想定する12月時点のFF金利は4.75%-5.00%が最多となっており、FRBが今年利下げを行う回数は年2回の見通しで変わらず。ただ、3回を想定する割合が先週末の14.9%から24.9%まで上昇しており、今後の米経済指標次第では3回に引き上がる可能性がありそうです。

 

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