米国の貿易収支
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米商務省が6月5日に発表した4月米貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易収支の赤字額は、前月比55.5%減少の616億1700万ドルでした。過去最大の赤字を記録した前月から半減。自動車を含む高関税発動を警戒した「駆け込み輸入」が一巡した模様。モノの貿易赤字は46.2%減の874億1000万ドルと、2023年10月以来の低水準を記録。減少幅は過去最大となっております。なお、輸入は16.3%減の3509億8700万ドル、輸出は3.0%増の2893億7000万ドルでした。
トランプ米政権が4月に輸入自動車への25%の追加関税を発動したことを受けて、自動車関連の輸入が20.9%減少。日本からの自動車輸入は5.6%減少しました。貿易相手国・地域に一律10%の「相互関税」を課したことも、輸入全体を押し下げた模様。
国・地域別のモノ取引の赤字額(通関ベース、季節調整前)は、首位の対中国が前月比4.1%減の171億8500万ドル。米中が互いに100%超の高関税をかけ合う報復措置を取り、両国の貿易が事実上停止する事態に発展。中国との輸出入取引はいずれも2020年3月以来の低水準に留まりました。日本は67億2000万ドルでした。
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