世界の金準備
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有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に7月1日に発表したレポートによると、5月の公的機関の金準備は前月比35.57トン増加の36039.75トンでした。5月のドル建て金平均価格は2381.1ドル。一時2477.0ドルを付けて最高値を更新するなど、引き続き高値で推移する中でも、常連国を中心に積み増しが続いております。ただ、一部の国では売却する動きが活発化している様です。
公表されている金保有国ベスト100で前月から増加させた国は6ヶ国、減少させた国は6ヶ国。最も増加した国はポーランド(+10.3トン)、最も減少した国はカザフスタン(-11.4トン)でした。
国別にみると、既報通り中国は19ヶ月ぶりに積み増しがストップしております。前月までは、2022年11月以来、18ヶ月連続で増加しており、合計315.9トン積み増しておりました。
トルコは同5.7トン増と、12ヶ月連続で増加。インドは同3.7トン増と、5ヶ月連続で増加となりました。一方で、カザフスタンは同11.4トン減と、5ヶ月ぶりに減少に転じております。ウズベキスタンは同0.6トン減と4ヶ月連続で減少。
欧州では、ポーランドは同10.3トン増と、3ヶ月連続で増加。チェコは同2.5トン増と、15ヶ月連続で増加。セルビアは同0.3トン増加。また、ドイツは同0.4トン減と、2ヶ月連続で減少となりました。中東は、イラク、ヨルダン、カタール、UAEなど主要国に増減は無かった様です。東南アジアでは、シンガポールは4ヶ月ぶりに増減無し。フィリピンは同8.5トン減と、2ヶ月連続で減少。他、シント・マールテンが3.9トン減、モンゴルは2.1トン減となっております。
中東諸国の金準備
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東南アジア諸国の金準備
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東欧諸国の金準備
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