世界の金ETFの金保有残高(月別)

↓クリックすると拡大します↓

 

産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が6月6日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、2024年5月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(191銘柄)の金保有残高は前月末比8.15トン増加の3087.89トンと、12ヶ月ぶりに増加に転じました。

地域別で見てみると、最も増加した地域は欧州で同5.64トン増加。14ヶ月ぶりに増加に転じております。アジアは同5.04トン増加となり、15ヶ月連続で増加。月末の残高としては過去最高を更新。

一方で、北米は同2.30トン減少。3ヶ月ぶりに減少に転じております。世界最大の金ETFである「SPDR Gold Share(米国)」は同0.01トン増となり、小幅ながら3ヶ月連続で増加したものの、世界2位の金ETFである「iShares Gold Trust(米国)」が同2.26トン減と、5ヶ月連続で減少したことが主因。その他地域は同0.23トン減少。2ヶ月連続で減少。

銘柄別では、最も増加したのは「ZKB Gold ETF AA Hedged CHF(スイス)」で前月末比4.31トン増加。一方で、最も減少したのは「iShares Gold Trust(米国)」で同2.26トン減少。

 

世界の金ETFの金保有残高(月別、前月比)

↓クリックすると拡大します↓

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2024年4月末

2024年5月末

前月末比

北米

1575.39トン 1573.09トン

2.30トン減

欧州

1279.17トン 1284.82トン

5.64トン増

アジア

167.02トン 172.06トン

5.04トン増

その他地域

58.16トン 57.93トン

0.23トン減

世界合計

3079.74トン 3087.89トン

8.15トン増

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。