もうはまだなり、まだはもうなり

世界の金ETFの金保有残高（月別）

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル（WGC）が6月6日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、5月末の世界の金ETF（上場投資信託）関連（200銘柄）の金保有残高は前月末比19.13トン減少の3541.29トンと、6ヶ月ぶりに減少に転じました。米中両政府が関税引き下げに合意したことを受けて、貿易摩擦の激化への懸念が和らぐ中、「安全資産」として保持していた金を手放す動きが強まった模様。

世界の金ETFの金保有残高（月別、前月比）

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地域別で見てみると、最も増加した地域は欧州で、同1.61トン増と、増加に転じております。一方、最も減少したのは北米で、同15.58トン減少。4ヶ月ぶりに減少となっております。また、アジアは同4.79トン減と、6ヶ月ぶりに減少に転じました。その他地域も同0.37トン減と、5ヶ月ぶりに減少となっております。

銘柄別で見てみると、調査対象の200銘柄のうち、2025年5月は65銘柄が前月末から増加し、93銘柄が減少。42銘柄は変わらずでした。

最も増加したのは「SPDR Gold MiniShares Trust（米国）」で前月末比3.385トン増加。一方で、最も減少したのは「SPDR Gold Shares（米国）」で同14.07トン減少。

中国の金ETFの金保有残高（月別、前月比）

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世界の金ETF　地域別金保有量（月別）

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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