米個人消費支出(PCE)物価指数

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米商務省が6月27日に発表した5月米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.3%上昇。伸び率は前月(2.2%上昇)からやや加速したものの、市場予想(2.3%上昇)と同水準でした。

一方、価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.7%上昇と、伸び率は前月(2.6%上昇)からやや加速。市場予想(2.6%上昇)も上回りました。モノの価格は0.1%上昇、サービス価格は3.4%上昇。

物価の瞬間風速を映す前月比では総合指数が前月比0.1%上昇(前月は0.1%上昇)、コア指数は0.2%上昇(前月は0.1%上昇)でした。

 

四半期別 米GDP

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なお、同省が6月26日に発表した2025年1-3月期米実質GDP(国内総生産)確報値は、季節調整済み年率換算で前期比0.5%減となりました。個人消費が大きく引き下げられ、改定値(0.2%減)から下方修正されております。市場予想(0.2%減)も下回りました。関税の引き上げを控えた駆け込み輸入が影響し、前期(2.4%増)から大きく押し下げられ、2022年1-3月期以来3年ぶりのマイナス成長となっております。

GDPの約7割を占める個人消費は0.5%増と、改定値(1.2%増)から大幅に下方修正。住宅投資も1.3%減(改定値、0.6%減)に下方修正されております。一方で、設備投資は10.3%増と、改定値と変わらずでした。輸入は37.9%増(改定値、42.6%増)へ引き下げられております。

 

 

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