米個人消費支出(PCE)物価指数

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米商務省が6月28日に発表した5月米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.6%上昇。伸び率は前月(2.7%上昇)から鈍化し、市場予想と一致。価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.6%上昇。同じく、伸び率は前月(2.8%上昇)から鈍化。インフレ率の鈍化傾向を確認する内容となっております。

米経済は強い個人消費に牽引されて来たものの、2024年に入って以降は勢いが徐々に弱まりつつあります。賃金上昇率の伸びが一段と鈍化すれば、FRBが目標として掲げる2%にさらに近づく可能性がありそうです。

 

FesWatch(フェドウォッチ)

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CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(6月28日時点)によると、7月のFOMCでFRBが0.25%の利下げを行うとの見方は10.3%、9月は57.9%となっており、市場が想定するFRBの利下げ開始時期は引き続き9月がコンセンサスとなっております。

また、市場が想定する12月時点のFF金利は4.75%-5.00%が最多で、FRBが年2回の利下げを行うとの見方が引き続き多い様です。また、3回利下げを行うとの見方も18.4%あり、今後の米経済指標次第では年3回を意識する向きが増えることも想定されます。

 

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