外貨準備に占める米ドルの割合(四半期別)

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国際通貨基金(IMF)が9月30日に公表した世界外貨準備統計によると、2022年6月末の世界の外貨準備総額は12兆0368億ドルとなり、前期末(12兆5449億ドル)比4.1%減少となりました。減少は2四半期連続。

このうち各国の自主申告に基づいて判明した11兆1749億ドルの通貨別内訳によると、各国が外貨準備として保有する通貨に占める米ドルは59.53%となり、前期末(58.85%)から上昇。2020年第3四半期(4-6月期、60.45%)以来の水準まで上昇しております。

FRBが高インフレを抑えるために積極的な利上げを継続する一方、欧州ではインフレと景気後退が同時に進む「スタグフレーション」への懸念が強まっていることから、ドルが選好された様です。

なお、2位のユーロは19.77%、3位の日本・円は5.18%、4位の英・ポンドは4.88%(同4.93%)、人民元は2.89%でした。

 

世界の外貨準備の割合(2022年6月末時点)

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