公的機関の金準備
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有力産金界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に7月27日に発表したレポートによると、6月の公的機関の金準備は前月比9.18トン減少の35427.78トンでした。減少幅は2019年6月(135.37トン減少)以来の大きさとなった前月(131.45トン)から縮小したものの、4ヶ月連続で減少となりました。
ドル指数が約20年ぶり高値で高止まりし、相対的にドル建て金に割高感が生じる中、6月のNY金(中心限月)は、平均値で前月末比5.31ドル下落となったものの、引き続き常連国を中心に買われた様です。
公表されている金保有国ベスト100を国別にみると、インドは前月比3.7トン増となり、14ヶ月連続で増加。トルコは同7.7トン増となり、7ヶ月連続で増加となりました。カザフスタンは同4.2トン増、ウズベキスタンは同8.7トン増となり、共に3ヶ月連続で増加。また、イラクは同34.0トン増と急増。チェコは同0.5トン増なりました。増加は昨年12月以来。
他、フィリピン(+0.9トン)、セルビア(+0.2トン増)、メキシコ(+0.1トン)、UAE(+0.7トン)、ベラルーシ(+0.1トン)、バングラディシュ(+0.1トン)が増加となりました。減少したのはモンゴル(-1.0トン)のみでした。
イラクの金準備
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