中国PMI
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中国国家統計局が6月30日に発表した6月中国製造業PMI(購買担当者景況指数)は49.5と、前月と変わらず。
不動産不況が重しとなる中、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を2ヶ月連続で下回りました。
需要の強さを示す新規受注と供給の強さを示す生産はいずれも前月から悪化。雇用も48.1と節目の50を下回る状態が続いております。なお、新規受注は前月比0.1ポイント低下の49.5と、2ヶ月連続で50を下回りました。
企業の規模別でみると、大企業は前月比0.6ポイント低下したものの、引き続き節目の50は上回っております。中堅企業や民間企業が多い中小零細企業は50を下回りました。
なお、同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は50.5と、前月比0.6ポイント低下したものの、18ヶ月連続で節目の50を上回っております。
中国では経済成長を支えてきた不動産業界の不振が長期化。政府は住宅ローン金利の下限撤廃などてこ入れ策を講じているものの、不動産価格は底打ちせず。7月15~18日に開催される中国共産党の重要会議「第20期中央委員会第3回総会(3中総会)」で、新たな経済対策が打ち出されるか注目されます。
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