世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が7月6日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、2023年6月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(180銘柄)の金保有残高は前月末比55.87トン減少の3422.42トンと、4ヶ月ぶりに減少に転じております。

地域別で見てみると、最も減少した地域は北米で同26.92トン減少。4ヶ月ぶりに減少に転じました。欧州も同26.08トン減少となり、3ヶ月連続で減少。月末の残高としては、2020年4月(1495.70トン)以来の低水準となっております。その他地域も同3.98トン減少。3ヶ月ぶりに減少に転じ、月末の残高としては、2020年6月(59.33トン)以来の低水準となりました。

一方、アジアは同1.11トン増加となり、4ヶ月連続で増加。月末の残高としては昨年10月(119.49トン)以来の高水準となっております。

銘柄別では、最も増加したのは「Raiffeisen ETF – Solid Gold Reliable and Traceable H CHF H(スイス)」で同4.38トン増加。一方で、最も減少したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で同17.64トン減少しております。

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2023年5月末

2023年6月末

前月末比

北米

1773.67トン 1746.76トン

26.92トン減

欧州

1522.97トン 1496.88トン

26.08トン減

アジア

118.20トン 119.31トン

1.11トン増

その他地域

63.45トン 59.47トン

3.98トン減

世界合計

3478.29トン 3422.42トン

55.87トン減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

 

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