欧州の新車販売台数
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欧州自動車工業会(ACEA)が7月18日に発表した6月欧州新車販売台数(乗用車、マルタを除くEU加盟国27ヶ国、EFTA加盟3ヶ国、英国の合計)は、前年同月比3.6%増加の131万0989台でした。ドイツなど主要国の補助金停止で需要が落ちていた電気自動車(EV)の販売が前月から回復したことが主因。2024年1-6月期累計では前年同期比4.4%増の687万8653台。
主要国別ではイタリアが15.1%増、ドイツが6.1%増、スペインが2.2%増。フランスは4.8%減。
車種別(31ヶ国)では、電気自動車(EV)は同0.1%増の20.89万台と、僅かながらも増加に転じております。プラグインハイブリッド車(PHV)は同13.6%減の8.61万台と、2ヶ月連続でマイナス。
EVの補助金廃止・縮小から相対的に価格優位性が高まっているハイブリッド車(HV)は同24.2%増の39.63万台と、好調を維持。一方、ガソリン車は同3.3%減の44.24万台と、2ヶ月連続でマイナス。ディーゼル車も2.2%減の14.59万台と、減少が続いております。
車種別 欧州の新車販売台数
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なお、英市場調査会社ローモーションによると、世界の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の6月販売台数は、前年同月比13%増加した模様。中国で増加が続いている一方、欧州の販売数は7%減少したとしております。なお、世界のEV・PHV販売における中国のシェアは60%を超えた模様。
同社アナリストは、「全体としては、一部の人々が業界に期待していたかもしれない野心的な成長は、今年は見られないだろう。我々は今年のEV販売台数予想を1660万台と、5%下方修正した」と述べ、「地域格差が極めて顕著だ」と指摘しました。
欧州の白金需要
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