ECBの政策金利

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欧州中央銀行(ECB)は3月7日に定例理事会を開催し、政策金利を4会合連続で据え置くことを決定しました。声明公表後の記者会見で、ラガルド総裁は、インフレ率の低下を受けて、目標達成に「自信を深めている」と述べた一方、インフレ鈍化は「不十分」との考えを示しました。

「利下げの議論は今回しなかった」と強調。ただ、「金融引き締めの縮小の議論を始めた」と述べております。これまでの会合では、利下げ議論に関して「時期尚早」としておりました。次回4月より6月の会合で「より多くのことが分かる」と述べ、政策転換の時期を慎重に見極める考えを示しております。

声明と合わせて最新の経済・物価見通しも公表。ユーロ圏のインフレ率について、2024年は2.3%、2025年は2.0%と予測。昨年12月時点の見通しからそれぞれ0.4ポイント、0.1ポイント引き下げられております。

 

 

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