世界の金準備

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有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に9月3日に発表したレポートによると、2024年6月の公的機関の金準備は前月比0.6トン増加の36089.8トンでした。増加は4ヶ月連続。7月のドル建て金平均価格は2427.5ドル。前月(2355.5ドル)から72.1ドル上昇。史上初めて2500ドル台に乗せる場面もみられるなど、引き続き高値で推移したものの、常連国を中心に積み増しが続いております。ただ、一部の国では売却する動きが活発化している様です。

公表されている金保有国ベスト100で前月から増加させた国は10ヶ国、減少させた国は3ヶ国。最も増加した国はポーランドで14.3トン増加、最も減少した国はカザフスタンで3.9トン減少。

国別にみると、中国は3ヶ月連続で購入を見送った様です。ロシアも3ヶ月連続で増減ありませんでした。トルコは同3.8トン増と、14ヶ月連続で増加。インドは同5.4トン増と、7ヶ月連続で増加。金保有国ベスト100で日本を抜いて9位に浮上しております。ウズベキスタンは同9.6トン増と2ヶ月連続で増加した一方で、カザフスタンは同3.9トン減と、3ヶ月連続で減少。

欧州では、ポーランドは同14.3トン増と、5ヶ月連続で増加。増加幅は昨年11月(18.7トン増)以来の大きさとなっております。チェコは同1.6トン増と、17ヶ月連続で増加。セルビアは同0.3トン増と、3ヶ月連続で増加。

中東は、UAEは同0.3トン減少。一方で、カタールは同2.3トン増、ヨルダンは同4.3トン増となり、それぞれ2ヶ月連続で増加となっております

東南アジアでは、フィリピンは同1.4トン減と、4ヶ月連続で減少。シンガポールは増減がありませんでした。他、モンゴル(+0.6トン)、パプアニューギニア(+2.0トン)が増加となっております。

 

中東諸国の金準備

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東南アジア諸国の金準備

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東欧諸国の金準備

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