中国の白金輸入量

↓クリックすると拡大します↓

 

中国税関総署の統計によると、7月中国白金輸入量は15.94トンで、前月(8.85トン)から急増。前年同月(8.44トン)比でも88.8%増加となるなど、昨年末(16.94トン)以来の大きさとなりました。

中国は排ガス規制を強めており、将来の需要増を見込んで実需以上に輸入していると見られおり、900ドルを割り込む水準では輸入量が増える傾向があります。7月のドル建て白金価格は806.70ドルまで下げる場面も見られるなど、平均価格は853.10ドルと前月(958.75ドル)から100ドル近い下げとなったため、価格の割安感が意識された様です。なお、2022年1-7月期累計では前年同期比1.8%減の60.69トンで、年初からマイナスが続いております。

 

中国のパラジウム輸入量

↓クリックすると拡大します↓

 

一方、7月中国パラジウム輸入量は4.64トンで、前年同月(1.52トン)比約3倍増加。前月(4.09トン)も上回り、昨年11月(4.65トン)以来の大きさとなりました。2022年1-7月期累計では前年同期比33.1%増加の17.55トン。

なお、国別で見ると、中国のパラジウム輸入先はロシアが最大ですが、7月は2.35トンと、前月(2.15トン)を上回り、少なくとも統計が遡れる2009年以降で最大となっております。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。